本業を持ちながら副業エンジニアとして個人プロダクトを育てる ―― 弊社の周りにも実践している人が多くいます.ただし高確率で起こるのが,「本業の疲れで副業が進まない」「副業に集中しすぎて本業がダレる」のシーソー問題.
この記事では,弊社が副業エンジニアの方と話してきた中で実際に効いていたタイムボックス術を5つにまとめます.
1:平日夜は「90分1コマ」に厳格に閉じる
本業が終わって帰宅後,副業に 3〜4時間どっぷりを毎日続けるのは持続不可能.現実的には90分1コマを週3〜4日が上限.
90分なら集中できるし,「明日も同じだけやれる」と思える.これを365日 × 90分 = 547時間に積み上げると,1年で個人プロダクトは確実に形になります.
2:週末は「制作」ではなく「整理」に使う
週末に「溜まった作業を一気に片付ける」と意気込むと,土曜の朝に開いたエディタの前で30分動けません.これはコンテキスト再構築コストのせい.
週末は新規実装ではなく,整理タスクに充てるのが効率的.平日夜の90分で書いたコードのリファクタ,ドキュメント整備,バグの棚卸し,次週のTODOリスト化.こうすると平日夜に「何から始めるか」で迷わない.
3:副業の「物理的な作業場所」を本業と分ける
同じデスク・同じ椅子・同じディスプレイで本業と副業を切り替えると,脳が切り替わらない.
- 本業:デスクトップ + 大型ディスプレイ
- 副業:ノートPC + カフェ or リビング
物理的に違う場所で副業をやると,「副業モード」スイッチが身体に染みつく.
4:「独自ドメイン」を最初に取ってしまう
副業プロダクトでよく起きるのが,「名前を悩んで,ドメインを取らずに数ヶ月が過ぎる」状態.名前未確定だと,SNSのbioも書けず,知人にも「こういうのやってます」と紹介できない.
「名前を取る = 副業に物理的なコミットを宣言する」と決めてしまう.取り扱い400種類以上のドメイン取得サービス─ムームードメイン─
なら,30分でyour-name.com を押さえられます.年間1,500円の自分への課金で,「これは本気のプロジェクトだ」と自分に宣言できる.
5:本業を「ベース所得」と割り切る
副業を始めると,「本業の人間関係や評価がつまらなく見える」瞬間が来ます.これは危険信号.本業を疎かにするとベースの所得が崩れて副業も死ぬ.
本業は「副業を続けるための燃料」と割り切る.評価を最大化する必要はなくても,クビにならないレベルを死守する.これが副業継続の最低条件.
まとめ ― 副業は「無限に時間がある人」が勝つわけではない
副業で成功する人は,「時間が多い人」ではなく「時間を切り分けるのが上手い人」です.90分のタイムボックスを毎日積み上げて,土台(ドメイン+サーバー)を最初に押さえ,本業と副業を物理的に分けて切り替える ―― この単純なルール5つで,副業エンジニアの完走率は劇的に上がります.